レポート

株式会社ホテルたなか

2007/12/18

TDB企業コード:380090945 石川県七尾市 温泉旅館「ホテルたな嘉」経営 民事再生法の適用を申請 負債47億750万円

「石川」 (株)ホテルたなか(資本金1000万円、七尾市和倉町ヨ96、代表田中邦義氏)は、12月17日に金沢地裁へ民事再生法の適用を申請した。事件番号は平成19年(再)第2号。

 申請代理人は若杉洋一弁護士ほか3名(大阪市北区堂島1-1-5梅田新道ビルディング8階、弁護士法人大江橋法律事務所、電話06-6341-7437)。

 当社は、1909年(明治42年)に創業、66年(昭和41年)1月に法人改組した老舗温泉旅館。和倉温泉では中堅上位グループとされる温泉旅館で、94年9月には増改築を行い、大小宴会施設のほか貴賓室や特別室も設けた。また、能登島や七尾湾を一望できる大展望浴場も備え、「能登」を満喫できることを特色としていた。

 しかし、バブル崩壊以降、個人消費の低迷やレジャーの多様化、温泉旅行客も団体から個人主体にかわるなど、旅行形態の変化から年収入高は低迷、90年3月期には約18億円を計上していたが、2006年3月期年収入高は約6億8300万円まで低下していた。また、減収による影響から大幅な欠損を散発、余裕のない資金繰りとなっていた。

 経費削減などで収益性の改善を図ったものの、減収傾向から厳しい繰り回しが続いていた。そのため、抜本的な改善を図るべく外部コンサルティングの指導を受けて再建に取り組んでいたが、2007年3月に発生した能登半島地震の影響により業況は更に落ち込んだうえ、設備補修費用なども必要となり資金繰りは急速に悪化。支払いに窮することとなり、今回の申立に至った。なお、再生に向けて今後も事業は継続していく意向である。

 負債は約47億750万円が見込まれる。