レポート

大喜株式会社

2007/10/16

TDB企業コード:610305498 岡山県岡山市 ミネラルウォーター製造 伊豫商事関連 債権者より破産を申し立てられる

「岡山」 大喜(株)(資本金5000万円、岡山県岡山市中山下1-8-45、代表西田嘉幸氏)は、債権者より10月10日に岡山地裁へ破産を申し立てられ、同日受理された。

 当社は、2001年(平成13年)1月設立のミネラルウォーター製造業者。トイレットペーパー、ティッシュなどの家庭紙の卸を手がける伊豫商事(株)の事業多角化の一環として、仙台市のゴルフ場の不動産を当社が買収、運営は別途設立されたビックライザックカントリー倶楽部(株)が担当していた。その後、宮城県でのホテル買収のほか、各種ミネラルウォーターの製造を目的に、富山県、群馬県に工場を新設して事業を展開。「聖喜水(しょうきすい)」、「嬬恋の天然水」などの自社ブランドのほか、OEM生産を開始し、大阪、東京、福岡などに営業拠点を設置して全国に販路を拡大していた。

 しかし、当社を含めたグループ企業の急激な業容の拡大に伴い、不明瞭な資金調達方法での対応などが行われていた模様で、実態の不鮮明な経営が指摘されていた。

 こうしたなか、グループの中核企業の伊豫商事では、4月の国税局の査察に端を発して、9月12日に納税証明書を偽造して金融機関から不正に融資を受けたとされる有印公文書偽造、同行使の疑いで、同社社長の大島敏之氏、ほか当社社長の西田嘉幸氏ら5名が岡山地検に逮捕(その後、詐欺で再逮捕)。経営陣の逮捕を受けて、営業継続が困難な状況となり、9月19日には従業員を全員解雇して事業を停止した。

 伊豫商事は、9月26日に岡山地裁へ自己破産を申請し、10月1日に破産手続き開始決定を受けた。当社についても事後処理を弁護士に一任、破産手続き申し立ての準備に入っていたが、その前に債権者から破産の申し立てがなされた。