レポート株式会社ビーアンドエフ

「東京」　既報、（株）ビーアンドエフ（資本金7000万円、世田谷区宮坂3-15-4、代表高橋捷次氏、従業員53名）は、8月24日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

　破産管財人は山本卓也弁護士（東京都港区新橋1-18-12、電話03-3593-7605）。

　当社は、1990年（平成2年）7月に設立。ゲームセンター向けに業務用ゲーム機器・同ソフトの販売を主体に手がけるほか、自社でゲームセンター「デジャ・ヴー」を関東から関西にかけて十数店舗を展開していた。近年は積極的にゲームセンターを出店するなど売り上げは年々増加、2006年6月期には年売上高約66億4000万円を計上していた。

　ここにきて大型アミューズメント施設などとの競合の影響や出店に伴う借入負担が重荷となるなか、8月7日までに当社常務らが無許可でゲーム機を設置するなどの風営法違反の疑いで逮捕。それに伴って信用は大きく失墜、取引金融機関からの資金調達に支障が生じ、主力販売先からも取引停止を通告されたことで事業継続は困難となり、8月21日付で事業を停止し破産準備に入っていた。

　負債は債権者約585名に対し約54億8400万円。