レポート興南観光産業株式会社

「鹿児島」　興南観光産業（株）（資本金1億円、鹿児島市谷山港1-4-1、清算人池田わたる弁護士）は、7月10日に鹿児島地裁へ特別清算を申請し、7月13日に同地裁より特別清算開始決定を受けたことが判明した。

　申立人は池田わたる弁護士（鹿児島市照国町13-41、電話099-226-0100）。

　当社は、1972年（昭和47年）4月に設立されたゴルフ場経営業者。蒲生カントリークラブ（姶良郡蒲生町、27ホール）と鹿児島ゴルフクラブ（鹿児島市、18ホール）を経営、ピーク時の99年12月期には年収入高約10億8900万円を計上していた。

　しかし、景気低迷による来場者数の減少に歯止めがかからず、収入は減少傾向を辿り累積赤字の拡大が続いていた。このため、2006年3月に鹿児島ゴルフクラブをリゾート事業会社に譲渡。さらに、同年10月には会社分割により新設した会社に蒲生カントリークラブのゴルフ場経営を継承させ、今年6月15日開催の株主総会で解散を決議していた。

　負債は約49億9400万円。

　※清算人池田わたる弁護士の「わたる」という字はさんずいに亘という字です。