レポート株式会社ミューチャー・コミュニケーションズ

「東京」　（株）ミューチャー・コミュニケーションズ（資本金1億9000万円、港区元赤坂1-5-20、登記面＝千代田区麹町3-1-1、代表塔本一馬氏）は、7月19日に東京地裁へ自己破産を申請し、同月20日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

　破産管財人は濱田芳貴弁護士（港区赤坂1-12-32、電話03-5562-8500）。債権届け出期間は8月24日までで、財産状況報告集会期日は11月7日午後2時。

　当社は、2003年（平成15年）3月に設立された音楽ソフト制作業者。癒し系音楽の火付け役で、2003年にデビューした「女子十二楽坊」のデビューアルバムが売り上げ100万枚突破の大ヒットを記録、2004年2月期には年売上高約50億円を計上していた。

　しかし、その後は「女子十二楽坊」のブーム一巡、その他所属アーティストのヒット不在などにより、2006年12月期（2004年12月決算期変更）の年売上高は約10億円に落ち込んでいた。スタッフの流出、広告宣伝費の過剰投入により資金繰りが悪化、今回の措置となった。

　負債は約3億円。