レポート

株式会社はがくれ

2000/08/31

TDB企業コード:840008453 佐賀県多久市 麺類製造 消費者の苦情で製品を自主回収、損害発生 民事再生手続き開始を申請 負債10億円

(株)はがくれ(資本金4000万円、佐賀県多久市東多久町別府1461-1、中原誠社長、従業員49人)は8月31日、佐賀地裁へ民事再生手続きの開始を申請した。
 申請代理人は牟田清敬弁護士(佐賀市中央本町3-1、電話0952-22-4489)。
 同社は1941年(昭和16年)11月に創業、1958年(同33年)10月に法人化された老舗の麺類製造業者。近時の取り扱いは、うどん・スパゲティのゆで麺85%、乾麺15%のウェートで、九州一円を中心に関東、関西にも販路を広げ、92年9月期には年売上高約13億400万円をあげていた。
 しかし、他社に比べてブランド力に劣っていたこともあり、価格競争から単価が抑制され、99年同期の年売上高は約7億3700万円にとどまっていた。
 こうした中、今年7月中旬に、当社の製造したスパゲティ(200グラム入り)にカビが生えているとの消費者からの苦情(実際には酸化した菜種油の混入)が地元マスコミで報道された。結局、この時に約10万食以上を自主回収したことから7000万円内外の損害が発生、経営面でも行き詰まったため、今回の法的措置となった。
 負債は約10億円が見込まれる。