レポート

株式会社チャオなど3社

2007/04/03

TDB企業コード:690099737 島根県出雲市 クロレラ製品製造 民事再生法の適用を申請 負債33億1600万円

「島根」 (株)チャオ(資本金6550万円、出雲市長浜町1372-17、代表韓秉在氏、従業員10名)と関連会社の(株)クロレラサプライ(資本金1億2125万円、同所、同代表、従業員28名)、(株)チャオフーズ(資本金1000万円、同所、同代表、従業員10名)の3社は、3月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は妺尾佳明弁護士(東京都中央区銀座6-8-7 MOS合同法律事務所、電話03-3574-9523)ほか3名。

 (株)チャオは、1992年(平成4年)12月、モロヘイヤの加工食品の製造を目的に設立された。98年頃からモロヘイヤに代わってクロレラを加工した健康食品製造を主力事業とするようになり、(株)クロレラサプライを経由してテレビショッピングにより「青玉V」の商品名で全国の消費者を対象に販売。ピーク時の2004年3月期には年売上高約19億700万円を計上していた。

 (株)クロレラサプライは、96年(平成8年)8月、(株)チャオが製造するモロヘイヤ加工食品の小売部門を分離独立する目的で設立された。その後はテレビショッピングによる「青玉V」の販売を主力として、ピーク時の2004年3月期には年売上高約34億8200万円を計上。クロレラ業界では上位にランクされていた。

 (株)チャオフーズは、94年(平成6年)10月、(株)チャオが製造するモロヘイヤ加工食品の錠剤製造部門を分離独立する目的で設立された。98年頃からモロヘイヤに代わってクロレラを使用した健康食品製造を主体とし、クロレラのOEM製品や健康食品材料の殺菌加工を主に手がけ、関連会社(株)チャオと(株)クロレラサプライから受注を得ていた。ピーク時の2004年3月期には年売上高約2億1600万円を計上していた。

 その後は、同業他社の攻勢が強まったことや、テレビCM費用を抑えたこともあって、グループ全体の売り上げは大きく減少していた。また、損益面は、テレビCMの費用負担により採算割れが続き、2005年3月期はグループ全体で約12億7100万円の赤字を計上、財務内容は大幅な債務超過陥っていた。

 このため、(株)チャオなど3社は、大象(デサン)ジャパン(株)(東京都)と大象(韓国ソウル市)の2社が株式((株)チャオの株式69.5%、(株)クロレラサプライの株式74.2%、(株)チャオフーズの株式89.42%)を取得して買収し、同グループの支援を得て再建を図っていたが、業績の回復は思うように進んでいなかった。さらに、2006年12月には79万人の顧客情報が入ったサーバーを盗まれたほか、2007年1月には顧客情報を保管していた段ボール箱のうち18個を紛失するなどの事故が発生。責任を取って辞任した前社長が2007年1月5日に本社事務所のガラスを割って中に侵入しようとしたとして、器物損壊の現行犯で逮捕される事件を起こし、これら一連のトラブルの影響によりグループの信用は失墜していた。

 負債は、(株)チャオが約13億2600万円、(株)クロレラサプライが約14億円、(株)チャオフーズが約5億9000万円で、3社合計約33億1600万円。

 なお、今後は大象グループが支援し、再建を図ることとなっている。