レポート

株式会社バンダイ・ミュージックエンタテインメント

2000/08/21

TDB企業コード:985002226 東京都新宿区 音楽テープの製作販売 特別清算開始決定を受ける 負債73億円

(株)バンダイ・ミュージックエンタテインメント(資本金7億円、東京都新宿区余丁町3-8、清算人竹田正信氏、従業員120人)は、6月30日開催の臨時株主総会で解散を決議し、東京地裁へ特別清算を申請していたが、7月28日、特別清算の開始決定を受けていたことがこのほど判明した。
 同社は、1956年(昭和31年)8月に放送番組の提供や番組録音放送用テープの再生販売を目的に(株)深夜文化放送の商号で設立された。63年4月に(株)フジサービス、64年5月に(株)フジサウンドに商号変更し、ステレオ録音、カートリッジ方式音楽テープの製造等音響関係業務に進出。67年11月にはアポロン音楽工業(株)に商号変       更し、80年10月には「アルテイレーベル」のブランドでレコードを発売した。89年6月には(株)文化放送から(株)バンダイおよび同グループ会社が株式を取得。90年2月に(株)アポロン、96年4月現商号へ変更するとともに、第三者割当増資を行いバンダイが筆頭株主となり、その後100%子会社となっていた。
コンパクトディスク、テープ、レコードなどオーディオソフトの音楽部門(90%)、教育ソフト、レーザーディスク、ビデオテープなどの映像部門(10%)の企画、製造、販売を手がけ、98年2月期には年売上高約100億円をあげていた。
しかし、人気アーティストが少ないため売上げは伸び悩むなか、新人アーティスト育成のための先行投資や契約金、宣伝費などの経費がかさみ、ここ数年欠損計上を余儀なくされ、債務超過状態に陥っていた。このため、バンダイ主導のもと経費削減など建て直しを図ってきたが、借入れ金利負担も重く、先行きの見通し難から今回の措置となった。
負債は約73億円。