レポート

株式会社司建設

2007/03/26

TDB企業コード:830086699 大分県大分市 土木・建築工事 民事再生法の適用を申請 負債70億円

「大分」 (株)司建設(資本金5000万円、大分市東津留2-3-20、代表高司祀典氏、従業員30名)は、3月26日に大分地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は河野善一郎弁護士(大分市城崎町2-1-5、電話097-537-3092)ほか2名。

 当社は、1970年(昭和45年)3月に建築工事業を目的に設立、78年(昭和53年)に有限会社から株式会社に組織変更した。その後、土木工事分野にも進出して大分県内を営業基盤に受注活動を展開、関連会社の(株)つかさ興産(大分市)とともにリースマンション事業やリゾート事業など多角化を進め、2001年2月期は大型商業施設の受注を得たこともあり、年売上高約86億1900万円を計上した。

 しかし、民間主体の受注案件は収益性に乏しいうえ、バブル期の不動産取得から多額の借入金を抱え、関連会社に対する貸付金や保証債務も慢性的な負担となり、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。

 このため従業員の削減や給与カットなどでスリム化を図っていたほか、2003年10月にはグループ会社に対する貸付金を整理するなど業務効率の見直しを進め、収益改善を目指していた。主力の建築部門はマンションを主体に相応の受注を得ていたが、2006年9月に主力銀行の豊和銀行が金融庁より業務改善命令が出されたことで経営危機が表面化、新たな資金調達のメドが立たなくなったことから今回の事態となった。

 負債は流動的であるが約70億円が見込まれる。