レポート

株式会社装苑

2000/08/21

TDB企業コード:600449565 広島県広島市西区 そごうグループの婦人服製造、販売業者 自己破産を申請 負債53億4100万円

(株)装苑(資本金5000万円、広島県広島市西区商工センター2-13-35、登記面=東京都新宿区西新宿3-1-7、早稲田嘉實(わせだ よしみ)社長、従業員135人)は、8月18日に広島地裁へ自己破産を申請した。
 申請代理人は上田泰直弁護士(広島県中区鉄砲町1-25、電話082-211-2210)。
 同社は1991年(平成3年)6月、大手百貨店(株)廣島そごう(広島市)が70%、不動産開発の(株)中国そごう都市開発(広島市)が10%出資する形で、婦人服の製造販売を目的に設立。そごうグループが計80%を出資するほか、取締役に(株)そごう(大阪市)代表が就任するなど事実上そごうグループの1社で、主に中級・高級の婦人服を取り扱っていた。
 そごうグループ各店をはじめ、全国の有名百貨店内に計53店舗の直営店「装苑」を設置し、97年2月期には年売上高推定32億5000万円を計上していた。
 しかしその後は、長引く消費低迷で百貨店への入店客数が落ち込んでいたほか、高級婦人服が中心だったことなどから売り上げ減少に見舞われ、2000年2月期の年売上高は推定28億5000万円までダウン。当期赤字を余儀なくされ、資金繰りは多忙化していた。このため、近年は親会社(株)廣島そごうの連帯保証による資金調達で繰り回していた。
 こうしたなか、(株)廣島そごうが7月12日にグループ21社とともに東京地裁へ民事再生手続き開始を申請(グループ間の保証債務などを相殺したグループ22社合計の負債は約1兆8700億円)し、(株)中国そごう都市開発も7月28日付で広島地裁へ自己破産を申請(負債約550億円、広島市)。そごうグループに対し約1900万円の焦げ付きが発生したことに加え、親会社の保証による資金調達も不可能となったため、資金繰りは限界となり、今回の措置となった。
 負債は約53億4100万円。
 なお、(株)そごうグループの倒産は32社目となった。