レポート

株式会社金井商会

2007/03/12

TDB企業コード:020055113 北海道釧路市 石油製品・生コンクリート卸、不動産賃貸 特別清算を申請 負債35億円

「北海道」 (株)金井商会(資本金6700万円、釧路市入舟6-3-25、代表清算人塚田渥氏)は、株主総会の決議により2月28日付で解散、3月12日に釧路地裁へ特別清算を申請した。

 申立人は塚田渥弁護士(釧路市柏木町5-6、電話0154-41-1000)。

 当社は、1967年(昭和42年)2月に設立された。北海道トップクラスの漁業会社、旧・金井漁業(株)(現・金井マリーン(株)の100%出資子会社。同社の陸上部門として石油製品卸・小売や生コンクリート卸のほか不動産賃貸業務などを手がけ、ピーク時の91年12月期には年売上高約136億9200万円を計上していた。

 しかし、80年代後半から90年代前半にかけて子会社設立や買収で生コン事業を展開していたが、不採算に転じたため90年から99年にかけて次々と閉鎖、グループ全体の事業縮小を余儀なくされていた。親会社に連動して業容は更に縮小し、2005年12月期は年売上高約22億1000万円にとどまった。

 親会社の旧・金井漁業は沿岸国が排他的経済水域を確保する200海里時代の定着により遠洋・北洋漁場からの撤退と減船が続いたため、業容は縮小傾向となり採算は悪化、子会社の朝日漁業(株)、金井遠洋(株)とともに漁業3社は2006年6月「私的整理に関するガイドライン」に基づいて金融支援を受け、漁業部門を同年8月に設立の新・金井漁業(株)(釧路市)に吸収分割して再建を進め、旧・漁業3社はそれぞれ釧路地裁へ特別清算を申請し、同年12月までに同地裁より特別清算開始決定を受けていた。

 当社も同様に抜本的な再生スキームを実施、石油、生コン、不動産賃貸、コンピュータ関連の各事業は2007年2月までにそれぞれ営業譲渡や合併などを実施していた。

 負債は約35億円。