レポート

トーア株式会社

2000/08/10

TDB企業コード:580528100 大阪府大阪市北区 不動産開発・マンション分譲、ゴルフ場経営 民事再生手続き開始を申請 負債1216億円

トーア(株)(資本金1億2000万円、大阪府大阪市北区中崎西4-3-32、登記面=大阪市北区中津1-6-24、代表相澤良信氏、従業員22人)は、8月8日大阪地裁に民事再生手続きの開始を申請した。 申請代理人は樺島正法弁護士(大阪市北区西天満3-8-13、電話06-6365-1847)。 当社は、1965年(昭和40年)9月に三井住宅(株)の商号で設立され、数度の社名変更を経て、85年6月に現商号に変更した。当初は不動産開発を営んでいたが、オイルショック後の不況で業績が悪化、75年4月には会社更生法を申請し、77年12月には更生手続きを取り下げ、その後和議へ移行し、再建を進めていた。
 85年頃からゴルフ場開発にも進出し、「バードヒルゴルフ倶楽部」(三重県、36ホール)、「グリーンピア大山」(鳥取県、ショートコース)、「バードヒルゴルフクラブ夢前コース」(兵庫県、18ホール)の3ゴルフ場を所有、運営は別会社に委託し、ピークの95年6月期の年売上高は約122億1400万円を計上していた。その後、過去に手掛けた不動産開発案件が、バブル崩壊に伴う地価下落で大半が頓挫していたため、ゴルフ場経営やマンション分譲にも進出。業績の回復を図る一方、物件の処分も積極的に行っていた。
 しかし、ニュータウン開発用地やマンション、ゴルフ場の開発投資による借入金が膨らみ財務内容は脆弱であったうえに、その後不動産市況の低迷で物件の売却が思うように進まず、またゴルフ場事業部門の収入も低迷し、99年同期の年売上高は約12億5900万円にまで減少。金利負担や物件の売却損により毎期多額の欠損計上を余儀なくされ、大幅な債務超過に陥り資金繰りは悪化していた。こうしたなか、99年12月末には、元社員が小切手を偽造して振り出すトラブルも発生し更に対外信用が低下、ついに支え切れず今回の措置となった。
 負債は99年6月末で約1216億円。