レポート

株式会社石原商事

2006/12/27

TDB企業コード:810301206 福岡県北九州市小倉南区 食品スーパー経営 会社更生法の適用を申請 負債180億円

TDB企業コード:810301206

「福岡」 (株)石原商事(資本金8億812万円、福岡県北九州市小倉南区湯川5-1-1、代表石原浩二氏、従業員333名)は、12月27日に大阪地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は明石法彦弁護士(大阪市北区西天満3-14-6、電話06-6363-6377)ほか1名。

 保全管理人は中島健仁弁護士(大阪市中央区北浜1-8-16、電話06-6202-9530)ほか5名。

 当社は、1990年(平成2年)6月創業、93年(平成5年)9月に法人改組した。当初は日用雑貨などの卸売りを手がけていたが、2003年2月に葬祭業へ進出して「聖雲閣」の運営を開始。同年12月には壽屋店舗跡(田川店)を購入してスーパーストア業にも進出していた。「シアーズ★1」および「アパンダ」の店舗名で、福岡県内を中心に長崎県、宮崎県など九州一円へ店舗展開を行いながら、地場で倒産した食品スーパー店舗を吸収し営業エリアを拡大。2004年5月期には年売上高約33億6000万円を計上、2005年5月期には約81億5400万円へと急伸していた。業容急拡大と前後してダイエーの元副社長や大手証券会社出身者を迎え、ベンチャーキャピタルからの出資を得るなど資本増強を図りながら、金融機関からのバックアップを受け、他の事業(産業廃棄物収集運搬業、飲食店、料亭、ホテル経営)への進出、不動産物件購入、新店舗開店など、積極的な運営を進めていた。

 2006年5月には地場食品スーパー「なかの」、広島県の中堅スーパー「おおうち」との合併を発表し、8月に合併(この時点での業容規模約230億円、各社の過去決算数値を基に算定)したが、この際の資金投入と合併店舗の改装費などが当初予定を上回る結果となった。また、スーパーストア進出時には約14億円だった借入金は、2006年5月時点で約100億円まで膨らみ、店舗や駐車場など9物件の売却を計画したものの奏功しなかった。さらに既存店舗の売り上げの急速な落ち込みと過剰債務の負担により資金繰りが悪化し、今回の措置となった。

 負債は約180億円が見込まれる。