レポート

株式会社松乃井ホテル

2006/07/06

TDB企業コード:220042513 群馬県利根郡 温泉旅館経営 民事再生法を申請 負債42億3000万円

「群馬」 (株)松乃井ホテル(資本金5000万円、利根郡みなかみ町湯原551、代表佐鳥彰俊氏、従業員175人)は、7月5日に東京地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は赤羽富士男弁護士(東京都千代田区麹町4-3-3、電話03-5215-8923)。

 当社は、1956年(昭和31年)4月に設立。水上温泉で温泉旅館「松の井ホテル」を経営するほか、関越自動車道SA内のレストラン運営を手がけていた。

 同旅館は、自社所有源泉からの天然温泉で、79年に約20億円を投下し14階建てのホテル新館をオープンしたほか、88年7月にも約20億円を投下しホテル増築およびロビーの改修を行い、収容人数約1200人と水上温泉内においてはトップクラスの業容を誇り、93年6月期には年収入高約45億円を計上していた。

 しかし、レジャーの多様化やスキー人口の減少を背景として業容は縮小傾向をたどり近年は年収入高20億円台後半で推移していた。

 また、2004年10月の新潟県中越地震発生による関越自動車道の一時閉鎖に伴い紅葉シーズンの集客が減少し、2005年同期の年収入高は約21億3000万円に落ち込み、大幅欠損を計上。さらに、2005年末から2006年にかけての豪雪による顧客離れで減収となり、庭園など設備被害に伴う損失も発生していた。

 こうしたなか、多額の金融債務を抱え、経営改善にメドが立たないことから、今回の措置となった。

 負債は約42億3000万円(金融債務は約39億円)。