レポート株式会社コ-フク

2005/12/22

TDB企業コード:270154840 埼玉県さいたま市大宮区 パチンコホール・飲食店経営 民事再生法を申請 負債51億円

「埼玉」 (株)コーフク(資本金8000万円、さいたま市大宮区北袋町2-424、代表廉瀚<れん・ひろし>氏、従業員108人)は、12月21日にさいたま地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令および監督命令を受けた。

 申請代理人は宮崎好広弁護士(東京都千代田区平河町2-7-5、電話03-3221-3711)。監督委員には白鳥敏男弁護士(さいたま市浦和区高砂3-7-2、電話048-822-8475)が選任されている。

 当社は、1972年(昭和47年)10月に飲食店の経営やチェーンレストランの経営指導を目的に、東京都渋谷区において(株)セナラの商号で設立された。

 80年5月に光復産業(株)へ商号変更し、同年8月には本店を浦和市(当時)に移転、その後、91年10月には現商号へ変更していた。

 パチンコホール「虹のある街」の運営を手がけ、埼玉県を中心として、群馬県、千葉県に相次いで出店するほか、焼肉レストラン「セナラ」や、中華料理店、イタリアンレストランなども経営し、多店舗展開を図っていた。

 また、オーストリアのウィーンおよびハンガリーのブダペストにも焼肉レストランを出店するなど「セナラグループ」として事業を拡大し、ピーク時の2000年3月期には年収入高約228億2600万円を計上していた。

 しかし、以降は個人消費の低迷や業界環境の悪化による来店客の伸び悩みから、2005年同期の年収入高は約150億円に落ち込んでいた。

 この間、出店に伴う設備投資を中心に借入金負担が重荷となり、民事再生手続きによる再建を目指すこととなった。

 負債は2005年3月末時点で約51億円。