レポート

株式会社いそかわ

2005/10/17

TDB企業コード:510317530 奈良県奈良市 食品スーパー経営 民事再生法を申請 負債50億円

「奈良」 (株)いそかわ (資本金1億9360万円、奈良市北永井町383、代表磯川佳男氏、従業員169人)は、10月17日に大阪地裁へ民事再生法を申請、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は田原睦夫弁護士(大阪市北区西天満4-4-18、電話06-6363-7800)。

 当社は、1946年(昭和21年)10月創業、60年(昭和35年)2月に法人改組した奈良県ではトップクラスの地場食品スーパー。店舗名「PAKET」(パケット)、「Isokawa」(いそかわ)などの食品スーパーを奈良県北部および京都府下で展開し、現在は13店舗を運営していた。

 生鮮食料品47%、一般食料品32%、日用雑貨品10%、菓子・パン類8%、その他3%の売り上げ比率で、一部不動産賃貸収入もあり、2004年7月期には年売上高約122億5800万円を計上していた。

 しかし、近年は近隣のスーパーとの競合激化に加え、全国規模の大手流通業者が相次いで出店したことで業況は低迷。このため、98年以降は不採算店の閉鎖を行うほか、既存店舗の改装を進めるなどのスクラップアンドビルドに着手していたが、それら設備投資に伴う金融債務が30億円近くに膨らみ、財務内容は悪化していた。

 近時も経費削減に努めるほか、大手食品問屋と仕入・流通面での連携を深め打開策を模索してきたものの、収益性悪化に歯止めがかからず資金繰りが悪化、今回の措置となった。

 申請時の負債は約50億円。