株式会社ナイガイコーポレーション

（株）ナイガイコーポレーション（資本金9744万円、北海道札幌市西区発寒13条12-1-1、花井純誠社長、従業員140人）は7月3日、札幌地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同月6日に保全命令を受けた。
申請代理人は水原清之弁護士（札幌市中央区南1条西4丁目、電話011-251-9696）ほか1名。
同社は、1950年（昭和25年）創業、1952年（昭和27年）1月法人に改組された鉄骨建築物、鉄鋼構造物の設計・製作業者。大手ゼネコンなどから各種建築物を手掛けるほか、機械メーカー等から各種プラントの製作、レジャー施設向けの遊戯機械の製作などもおこない、97年1月期には年売上高約83億4000万円をあげていた。
　北海道地場の鉄骨メーカーとしては上位に位置し、相応の知名度を有していたが、景気低迷の長期化と、企業の設備投資抑制から近年は受注、売り上げともに伸び悩み、2000年同期の年売上高は約70億8200万円にとどまっていた。この間、取引先の倒産などで不良債権も累積、金融機関からの借入に依存する資金繰りが続いていたが、資金調達余力は限界で先行きの見通し難から今回の措置となった。
　負債は、2000年1月期末時点で割引を含めて約95億円。