レポート

株式会社サヴイ

2005/08/30

TDB企業コード:988384821 東京都渋谷区 宝石・貴金属卸 民事再生法を申請 負債36億4960万円

「東京」 (株)サヴイ(資本金2億7000万円、渋谷区渋谷3-27-11、代表蛭田博美氏、従業員50人)は、8月29日に東京地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は栃木敏明弁護士(千代田区麹町3-3、電話03-3261-1615)ほか2名。監督委員は今出川幸寛弁護士(港区西新橋1-19-6、電話03-3595-2001)。

 当社は、1981年(昭和56年)11月に設立された業界中堅クラスの宝石・貴金属販売業者。リング、ネックレス、ピアスなど自社オリジナルの宝石・貴金属を主に取り扱い、東京など都市圏の貴金属小売店を対象とした卸を主体に、百貨店インショップでの小売りも手がけていた。積極的に店舗展開し、2003年8月期の年売上高は約62億4800万円を計上、同年12月にはベトナムに製造部門の現地法人を設立するなど業容を拡大していた。

 しかし、個人消費の低迷や海外有力ブランドとの競合などから、2004年同期の年売上高は約59億6500万円にとどまっていた。昨年10月に起きた新潟県中越地震の影響で自社物流センターの機能が麻痺したこともあり昨冬の販売もふるわず、最近では債権者から債権譲渡登記を設定されるなど苦しい資金繰りとなっていた。

 このため、今年5月に小売部門を手がけていた関係会社を同業者へ譲渡し、当社は卸に特化するとともに経営再建に努めていた。

 こうしたなか、6月から取引を本格的にはじめたパールバンク(株)(大阪、宝石卸)が8月23日に民事再生法を申請したことで、約3億円の焦げ付きが発生。取引金融機関から手形の買い戻しを求められるなど資金繰りが急速にひっ迫するなか、8月31日付の手形決済資金の確保が困難となっていた。

 申請時の負債は債権者約334名に対し約36億4960万円。