レポート

株式会社雪島鐵工所

2000/07/06

TDB企業コード:430024471 静岡県浜松市 建築用鉄骨製造 破産宣告受ける 負債57億481万円

98年12月10日に静岡地裁浜松支部に和議開始を申請、今年3月6日に和議認可決定を受けていた(株)雪島鐵工所(資本金4500万円、静岡県浜松市中田町800、代表雪島良四郎氏)は、7月4日同地裁同支部に自己破産を申請し、同月6日に破産宣告を受けた。債権者約328名に対する負債は約57億481万円。
破産管財人は竹山定志弁護士(静岡県浜松市広沢1-5-65、電話053-456-2038)。
 債権届け出期間は8月23日までで、債権者集会及び債権調査期日は12月7日午後2時より。
同社は1933年(昭和8年)5月、愛知県で鉄骨工事を目的に創業、戦後浜松市に移転し、55年(同30年)4月法人に改組された。本社工場のほか、静岡県大須賀工場の2ヵ所を生産拠点として、工場・ビルなどの建築用鉄骨やハウスメーカー向けの軽量鉄骨製造を手がけ、ピーク時の92年3月期には年売上高約130億300万円を計上していた。
しかし、その後は企業の設備投資意欲の減退から受注は減少をたどり、97年同期には年売上高約51億8800万円にまで落ち込んでいたうえ、レバレッジドリースに対する損失処理などから経常段階で4期連続欠損を計上していた。このため、役員及び従業員の給与カットや経費削減など見直しを図っていたが建設業界の不振から98年12月10日には和議開始を申請、和議による再建を目指し、今年3月6日に和議認可決定を受けていた。
ところが、計画に比べ鉄骨工事単価が予想以上に下落したことから、2000年3月期の年売上高約15億1000万円に対して、総原価は17億円となり、約2億円の欠損計上を余儀なくされたうえ、今年4月から6月の岡崎、岐阜、浜松における3工事現場で追加工事、突貫工事から約1億円の資金不足が発生し、事業の継続が困難になったことから今回の措置となった。