レポート有限会社エヌ・エー・ティー

2005/07/11

TDB企業コード:987364206 東京都新宿区 ラーメン店「古武士」経営 破産手続き開始決定受ける 負債2億1300万円

「東京」 有名ラーメン店「古武士」を経営する(有)エヌ・エー・ティー(資本金800万円、新宿区高田馬場1-28-5、代表阿部文義氏)は、東京地裁へ自己破産を申請していたが、6月29日に同地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。

 破産管財人は松本啓介弁護士(港区新橋2-16-1、電話03-3503-0088)。

 当社は、2001年(平成13年)8月に設立されたラーメン店経営業者。同年12月に「古武士」の店名で新宿区に出店、和風食材を使った豚骨と魚介のダブルスープを特徴としたラーメンで一躍人気店の仲間入りを果たした。一時期は開店前から行列ができることが話題になったほか、雑誌やインターネットの人気ランキングでも上位に入るなどファンの間では高い知名度を有していた。2002年4月には2号店「歌舞伎町店」を出店(2003年10月閉店)し、設立初年度の2002年7月期には年売上高約3600万円を計上していた。

 その後はスクラップアンドビルドによる多店舗展開を行い、次々に出店閉店を繰り返す拡大経営によって、2004年同期の年売上高は約1億5000万円に増加していたが、店舗出店に伴う設備投資が過大となっていたうえ、投資資金を回収する間もなく撤退するなどし、資金繰りを圧迫。急激な多店舗展開により商品の均質化ができず各店舗で味が違うなど風評が悪化し、ブランドイメージが失墜していた。相次ぐライバル店の出店もあり売り上げは頭打ちとなり資金繰りは限界に達し、事業継続を断念した。

 負債は債権者約80名に対し約2億1300万円。