レポート株式会社秀和産業

2000/07/04

TDB企業コード:580696320 大阪府大阪市平野区 不動産管理・賃貸 2回目不渡り 負債100億円

(株)秀和産業(資本金5000万円、大阪府大阪市平野区平野北1-10-31、代表三觜勝榮氏、従業員2人)は、6月30日近畿大阪(平野)で2回目不渡りを出した。
 同社は、1975年(昭和50年)2月不動産業を目的に設立。当初は大阪市平野区及びその周辺において戸建住宅の建築開発販売を行っていたが、その後近隣オーナーの依頼によるマンション建築工事の請負とマンション分譲、不動産売買、さらに賃貸マンションの経営に進出していた。また、この間にはスイミングスクールやスポーツ施設の経営、旅行代理店など積極的な多角化を進め、関係会社約10社によりグループを形成していた。賃貸マンションの管理システムについては管理戸数2700戸の実績を残し、バブル期のマンションブームに乗って分譲業務を伸ばし、94年1月期の年売上高は約21億4600万円を計上していた。
 しかし、バブル期の物件取得に伴う借入金の増加で財務面は弱体となっていたところ、その後のバブル崩壊による地価下落で、高値で取得した不動産の販売が進まず資金は固定化し、金利負担などから資金繰りは悪化していた。このため、物件の処分売却で借入金の削減を図る一方、96年4月には建築部門やマンション分譲など大半の業務を別会社に移管、当社は手持ち物件の売却とグループ会社の管理及び本社ビル賃貸業務に専念するなど、グループ全体で経営の立て直しを図っていたが、物件の売却損で大幅債務超過に陥っていたうえに、その後の不況の長期化で物件売却が進まず、99年同期の年収入高は約9億1700万円と低迷。資金繰りがさらにひっ迫し、ついに支え切れず今回の事態となった。
負債は金融債務を中心に約100億円。