レポート

株式会社イ・アイ・イーインターナショナル、ゼネラルリース株式会社

2000/06/21

TDB企業コード:982388072 東京都港区 リゾート開発、ファイナンス業 旧・日本長期信用銀行・旧住専の大口融資先 破産宣告受ける 負債6009億円

5月31日に整理回収機構(RCC)より東京地裁へ破産を申し立てられていた(株)イ・アイ・イーインターナショナル(資本金11億3400万円、東京都港区元赤坂1-4-21、高橋治則社長)と関連会社のゼネラルリース(株)(資本金110億4000万円、東京都港区西新橋3―19―12、大庭三喜男社長)の2社は、6月16日同地裁より破産宣告を受けた。
破産管財人は両社とも田中伸明弁護士(千代田区神田駿河台3-3-5-501、電話03-5280-0831)。債権届け出期間は8月17日までで、債権者集会および債権調査期日は11月17日午後2時から。
負債は、99年3月末で(株)イ・アイ・イーインターナショナルが約4764億円、ゼネラルリース(株)が約1245億円で、2社合計では約6009億円。
(株)イ・アイ・イーインターナショナルは1972年(昭和47年)8月、現代表の父高橋義治氏が個人資産の管理を目的に国洋開発(株)の商号で設立。その後数度の商号変更を経て、88年11月現商号となった。日本長期信用銀行および住専などからの積極的な資金調達で、国内外のホテルやオフィスビルを買収するなど、積極的に不動産投資をおこない、91年7月期には年収入高約117億7500万円をあげていた。しかし、バブル崩壊後の不動産市況の低迷で経営危機に陥り、92年同期は年収入高約116億5800万円に対し約422億4500万円にのぼる欠損を計上していた。
この間、91年2月にメーンバンクの日本長期信用銀行から役員を受け入れるなど金融機関の管理のもとで再建を目指していたが、93年7月には長期化した不動産不況のなか、同行より支援打ち切りを通告されていた。その後、現代表自らが理事長を務めてきた旧・東京協和信組と旧・安全信組などから資金調達をおこなっていたが、両信組は破綻し、95年7月には同氏も背任容疑で逮捕されていた。
ゼネラルリース(株)は、(株)イ・アイ・イーインターナショナルのバックアップを受け、海外リースおよび海外プロジェクトに関するファイナンス業を目的に、1987年(昭和62年)11月に設立。親会社から出資を受けるほか、役員も受け入れるなど密接な関係で94年3月期には年収入高約85億3400万円を計上していたが、バブル崩壊後は経営不振に陥り、99年同期には年収入高約2億9000万円まで落ち込み、連続欠損計上となっていた。
その後は、旧・住専や旧・長銀(現・新生銀行)などから債権を引き継いだ整理回収機構(RCC)が両社に対し、借り入れの返済について協議をしてきたが、両社より現実的な弁済計画が提示されないことから、5月31日付で整理回収機構は両社の破産を申し立てていた。
なお、グループで旧住専の住総から59億円、地銀生保住宅ローンから20億円の借り入れがあった。
また、(株)イ・アイ・イーインターナショナルは不動産賃貸の日本ビルプロヂェクト(株)(負債約5600億円、東京都、6月民事再生)に次いで今年3番目の大型倒産となった。