レポート

株式会社第一ホテルエンタープライズ

2000/06/16

TDB企業コード:985505379 東京都港区 不動産売買 第一ホテルグループ 特別清算を申請 負債620億円

(株)第一ホテルエンタープライズ(資本金4億7427万円、東京都港区新橋1-1-1、根橋剛社長、従業員33人)は、6月15日開催の臨時株主総会で解散を決議。代表清算人に片山英二弁護士(東京都中央区八重洲2-8-7 阿部・井窪・片山法律事務所、電話03-3273-2600)を選任し、同日東京地裁へ特別清算を申請した。同社は、5月26日に東京地裁へ会社更生法適用を申請した東証1部上場のホテル経営業者(株)第一ホテル(東京都)のグループ会社。
同社は、1949年(昭和24年)8月に(株)東京ボウリングの商号で設立。当初は8ヵ所のボウリング施設を所有していたが、87年4月に港区内のボウリング場売却を最後に、不動産賃貸業(100%)へ転換し、96年3月期には年収入高約9億2000万円を計上していた。
その後、97年3月に旧・(株)第一ホテルエンタープライズと高松国際企業(株)を吸収・合併(同時に現商号へ変更)し、中高層住宅などの不動産売買や「シーフォートセンタービル」(品川区)などの賃貸、管理などを手がける総合不動産業者となったことで、99年同期の年収入高は約151億8200万円まで伸長、業容を急拡大させていた。
しかし、バブル期の過大な不動産投資で借り入れが過大となっていたうえ、不動産価格の著しい下落で不動産売却損も膨らみ、連続欠損計上から債務超過に陥っていた。加えて、メーンバンクだった旧・日本長期信用銀行(現・新生銀行)が98年10月に特別公的管理(一時国有化)となったことから、資金調達も限界に達していた。
こうしたなか、東証1部上場のホテル経営業者(株)第一ホテル(負債約1152億円、東京都)が5月26日に東京地裁へ会社更生法適用を申請。これにより先行きの見通しが立たなくなり、連鎖する形で今回の措置となった。
負債は約620億円。なお、第一ホテルグループの倒産はホームセンター経営の(株)タントム(負債約80億円、東京都)に続き8社目となった。