レポート

二幸機材株式会社など3社

2004/12/20

TDB企業コード:330007922 長野県長野市 水道用資材・鋼材・住宅機器卸 民事再生法を申請 負債94億円

「長野」 二幸機材(株)(資本金1億円、長野市緑町1607、代表野池正美氏、従業員168人)は、12月20日に東京地裁へ民事再生法を申請した。

 申請代理人は藤原総一郎弁護士(東京都千代田区丸の内1-6-5、電話03-5223-7777)。監督委員は青木荘太郎弁護士(東京都千代田区神田司町2-8、電話03-5207-7300)。

 当社は、1907年(明治40年)5月創業、46年(昭和21年)6月に法人改組。管工機材部品(上下水道資材・空調・衛生・住宅機器など)を中心に、鋼材製品や土木建材製品、工作機械工具類の卸を手がけるほか、工事部門(管工事・土木工事・システム制御工事)、不動産賃貸も併営していた。

 管材部門では長野県トップの業容規模を誇り、県下の設備工事業者を中心に得意先は約3000社を有し、長野冬季五輪関連などの大型公共工事が寄与した97年11月期には年売上高約244億3300万円を計上していた。

 しかし、その後は建設不況の影響により、2003年同期の年売上高は約129億8600万円にまで減少していたうえ、頻発した不良債権の損失処理を同期末に行ったことから、財務内容は悪化していた。2004年5月中間期時点においても前期比約12%の減収を余儀なくされるなど苦戦が続くなか、11月13日に代表(当時)の山口信行氏が死去、11月末にも多額の不良債権が発生し、動向が注目されていた。

 また、当社の持株会社であるカネダイ産業(有)(資本金1200万円、同所、代表山口教子氏、不動産賃貸)と、関係会社の(有)松本シャーリング(資本金700万円、東筑摩郡明科町南陸郷2039、代表池田修二氏、シャーリング)も、同日東京地裁へ民事再生法を申請した。

 負債は、二幸機材(株)が約81億円、カネダイ産業(有)が約10億円、(有)松本シャーリングが約3億円、3社合計で約94億円。

 なお、会社側は(株)本久(長野市、セメント・建材卸)をスポンサーとし、今後支援を受けていくとしている。