レポート

株式会社プリムラ(旧商号=木下工務店)

2004/11/26

TDB企業コード:985143636 東京都新宿区 建築工事 特別清算を申請 負債354億円

「東京」(株)プリムラ(旧商号=(株)木下工務店)(資本金105億円、新宿区高田馬場3-18-13、清算人杉田勝彦氏)は、9月30日開催の株主総会で解散を決議していたが、11月26日に東京地裁へ特別清算を申請した。

 申請代理人は岡野真也弁護士(中央区八重洲2-2-12、電話03-5202-0585)。

 当社は、1963年(昭和38年)4月に設立された住宅建築業者。首都圏を地盤とする中堅の住宅メーカーとして知名度を有し、80年代までは大型の分譲団地や、中・高級の注文住宅を中心に手がけ業容を拡大、91年3月期には年売上高約798億8400万円を計上し、一時は株式の上場も視野に入れていた。

 しかし、バブル経済の崩壊で分譲住宅の販売不振が深刻になり、年商を上回る借入金を抱えたまま業況はジリ貧で推移し、2002年同期の年売上高は約227億4200万円と、ピーク時の3分の1以下に落ち込んでいた。また、固定資産処理などの特別損失計上によって赤字が続いたことで、財務面も大幅な債務超過に陥っていた。

 このため2002年4月には抜本的再建策として、米国の投資会社、サーベラスグループが、りそな銀行(旧・あさひ銀行)ほか主力行から債権を買い取ったうえ債務免除を実行するなどの金融支援を骨子とした再建スキームが策定された。この結果、創業者の木下長志氏が代表を退任し、営業部門を木下工務店住宅販売(株)に移管するなど、新体制となっていた。

 しかし、依然として多額の債務を抱えていたことなどから、当社の行っていたすべての業務を木下工務店住宅販売(株)に継承したうえ、当社(旧・木下工務店)については、今年9月30日に(株)プリムラへ商号を変更し、営業譲渡や資産売却により金融債務の返済を進めるなど、清算手続きに入っていた。

 なお、事業を継承した木下工務店住宅販売(株)は、(株)木下工務店に商号変更し、(株)エム・シー・コーポレーション(新宿区、代表木下直哉氏、ワンルームマンション分譲など)の傘下となっている。

 負債は約354億円。