レポート

加和太商事株式会社

2004/09/29

TDB企業コード:410093499 静岡県三島市 不動産開発分譲 特別清算を申請 負債63億円

「静岡」 加和太商事(株)(資本金3000万円、三島市文教町1-5-15、代表河田興治氏、従業員1人)と、カワタ・ハウジング(株)(資本金2000万円、同所、代表河田清司氏)は、9月29日に静岡地裁へ特別清算を申請した。

 申請代理人は両社とも大貫裕仁弁護士(東京都千代田区丸の内2-1-1、電話03-5219-0002)。

 加和太商事(株)は、1975年(昭和50年)8月に県内大手クラスのゼネコン、加和太建設(株)(同所)の不動産部門を分離して設立。92年には900区画に及ぶ「三島ビューティータウン」の第1期開発分譲を開始し、ピーク時の95年8月期には年売上高約34億8800万円を計上していた。

 しかし、景気低迷により、「三島ビューティータウン」の販売状況が当初計画を大幅に下回ったうえ、土地開発に伴う多額の借り入れ負担も重く、財務面は債務超過に陥っていた。2002年3月にはグループのメーンバンクである中部銀行が破綻し、同行からの借入金が整理回収機構(RCC)に譲渡されていた。その後も市況悪化から販売価格が下落し、2003年12月期(決算期変更)の年売上高は約19億9800万円にとどまり、欠損計上を余儀なくされていた。

 カワタ・ハウジング(株)は、1992年(平成4年)4月に木造住宅建築を目的に設立、三島ビューティータウン内に展示場を設置して同所での住宅建築を中心に営業していたが、今年初頭には全従業員を解雇し、営業活動を縮小していた。
こうしたなか、グループ全体の経営への影響から、親会社による支援継続が困難となり、金融機関との協議の上で両社については特別清算による処理となった。

 負債は、加和太商事(株)が約63億円、カワタ・ハウジング(株)が約1億4600万円で2社合計では約64億4600万円。