レポート

株式会社後藤など2社

2004/08/20

TDB企業コード:570009131 大阪府堺市 金物卸、ホームセンター経営 民事再生法を申請、保全命令受ける 負債66億円

「大阪」 (株)後藤(資本金9600万円、堺市七道西町5-2、代表後藤勤氏、従業員69人)と、(株)ゴトーキン(資本金2000万円、同所、同代表、従業員34人)は、8月19日に大阪地裁へ民事再生法を申請し、20日に同地裁より保全命令を受けた。

 申請代理人は峯本耕治弁護士(大阪市北区西天満2-8-1、電話06-6363-3705)。

 (株)後藤は、1949年(昭和24年)1月創業、64年(昭和39年)1月に法人改組。日用雑貨、建築金物、家庭金物、園芸用品、インテリア用品などの卸を手がけ、業歴50年を超える老舗として、4万点を越える商品アイテムを扱っていた。関係会社の(株)ゴトーキンのほか全国の有名百貨店、スーパーなど大手量販店、ホームセンター、通販業者などを得意先に、近畿以西に幅広い販路を構築、ピーク時の94年1月期の年売上高は約71億2000万円を計上していた。

 しかし、その後は消費不況の長期化や大手同業者との競合激化、ヒット商品の欠如などの要因が重なったことから、近年業績はジリ貧傾向をたどり、2004年同期の年売上高は約55億9100万円にまでダウンしていた。

 (株)ゴトーキンは、1971年(昭和46年)12月に(株)後藤の荒物小売部門を分離する形で設立。現在は、ホームセンター7店舗、100円均一ショップ3店舗を展開していた。DIY商品、園芸用品、日用雑貨、インテリア用品、ペット用品、カー用品・自転車用品など幅広く扱い、ピーク時の99年1月期は年売上高約54億4400万円をあげていた。

 しかし、同業者間の競合激化から年々売り上げが落ち込み、2004年同期には年売上高約35億600万円にまでダウン。この間、不採算店舗の閉鎖や親会社である(株)後藤からの支援でしのいでいたが、結果的にグループ全体の財務内容悪化を招いていた。

 このため、グループで金融機関に対して経営改善計画を提出、再建に着手していたが、ここにきて支援も限界に達し、8月20日の決済のメドが立たず今回の措置となった。

 負債は、2004年1月期末時点で(株)後藤が約36億円、(株)ゴトーキンが約30億円で2社合計では約66億円の見込み。