レポート

北都交通株式会社

2004/06/17

TDB企業コード:010136737 北海道札幌市東区 旅客自動車運送 民事再生法を申請 負債53億6000万円

「北海道」 北都交通(株)(資本金2億5000万円、札幌市東区北30条東1-1-28、代表武田裕幸氏、従業員623人)は、6月17日に札幌地裁へ民事再生法を申請し、同日同地裁より再生手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は橋本昭夫弁護士(札幌市中央区北4条西20-1-28、電話011-631-2300)など4名。

 当社は、1950年(昭和25年)7月創業、59年(昭和34年)6月に法人改組された旅客自動車運送事業者。タクシー・ハイヤー部門は車両約130台を有し、札幌市内を中心に営業を展開、バス事業は新千歳空港~札幌間の乗合路線を柱に、旅行会社などを対象とした貸切バスのほか、定期観光バスも運行し、92年3月期には年収入高約58億9800万円を計上していた。

 2000年3月の有珠山噴火の影響で北海道の観光事業が打撃を受けたことから、2001年同期は赤字決算に転落。その後は、観光バス部門の見直しによる減車や、タクシー・ハイヤー部門での景気低迷による利用者の伸び悩みや同業者との競合激化による稼働率落ち込みで、2003年同期の年収入高は約38億1600万円に低迷していた。

 また、不採算の関係会社の整理に伴う整理損も発生し、赤字計上を余儀なくされ債務超過に陥っていた。今期も業績の回復が遅れるなかで資金繰りは悪化、資金調達も限界に達した。

 負債は関係会社に対する保証債務を含め約53億6000万円。

 なお、6月24日午後3時から札幌サンプラザ(札幌市北区北24条西5、電話011-758-3111)にて債権者説明会を開催する予定。