レポート

株式会社シンワコーポレーションなど2社

2004/04/06

TDB企業コード:570002111 大阪府大阪市中央区 骨材・セメント販売、砕石業、スキー場経営 自己破産を申請 負債150億円

「大阪」 既報、(株)シンワコーポレーション(資本金4500万円、大阪市中央区南本町1-7-24、登記面=堺市金岡町2815-1、代表田中裕氏、従業員30人)と、関連会社の旭砕石(株)(資本金9200万円、同所、登記面=大阪府堺市金岡町1937、同代表、従業員12人)は、4月6日に大阪地裁堺支部へ自己破産を申請した。

 申請代理人は安若多加志弁護士(大阪市中央区南船場2-12-16、電話06-6251-4858)。

 (株)シンワコーポレーションは、1963年(昭和38年)に建材販売を目的として創業、68年(昭和43年)4月に法人改組した。近時の事業比率は砕石、川砂などを含む骨材(65%)、セメント(25%)、中国砂(10%)となっていた。過去には、73年にゴルフ練習場をオープンしたのを皮切りとしてバッティングセンターや飲食店を、またアメリカでもレストランやスタジオをオープン。このほかにも87年に「木曽駒高原新和スキー場」(長野県木曽郡)を買収するなど、事業多角化を積極的に進め、91年8月期には年売上高約156億8700万円を計上していた。

 バブル崩壊以降は、建設市況の低迷により受注が伸び悩んだうえ、事業多角化に伴う借入金が過大となっていたことで、海外レストラン、スタジオから撤退するほか、スキー場部門を関係会社に譲渡するなど、事業の整理、再構築に取り組んでいた。しかし、建設市況の低迷から2003年5月期(95年に決算期変更)の年売上高は約38億9800万円にまでダウン、資金繰りは限界に達した。

 旭砕石(株)は、1976年(昭和51年)10月に設立。(株)シンワコーポレーションから67.3%の出資を受け、兵庫県飾磨郡家島町に自社の採石場を所有して、生コン材料向けの砕石製造(85%)を行うほか、96年6月に親会社から譲渡された「木曽駒高原新和スキー場」の運営を行い、98年9月期には年売上高は約34億5000万円を計上していた。

 しかし、建設市況の低迷やスキー場の集客率低下により、2003年同期の年売上高は約24億9000万円にダウン。業績はジリ貧となるほか、親会社に資金調達面を依存していたことから、連鎖して行き詰まった。

 負債はシンワコーポレーションが約95億円、旭砕石が約55億円(債務保証40億円を含む)で、2社合計では約150億円。