レポート

船場産業株式会社など7社

2004/03/31

TDB企業コード:580346878 大阪府大阪市北区 不動産賃貸、分譲ほか りそな銀行関連 特別清算を申請 負債1489億円

船場産業(株)(資本金6億8000万円、大阪府大阪市北区堂島浜1-4-16、清算人桑山斉氏)、恒和興業(株)(資本金2億7000万円、大阪市中央区久太郎町2-5-28、清算人秋山洋氏)、大彌商事(株)(資本金3億円、東京都中央区八重洲2-2-1、桑山斉氏)など、りそな銀行のグループ会社7社は、3月31日に特別清算を申請した。

 船場産業(株)は、旧・大和銀行(現・りそな銀行)の出身者が中心となり、1958年(昭和33年)5月に設立された。不動産賃貸を主体にそのほか宅地分譲なども手がけ、物件購入資金は旧・大和銀行を中心に調達、同行の大口融資先としても知られ、一時は総額約900億円にのぼっていた。不動産賃貸収入は比較的安定し2003年4月期は年収入高約73億1800万円をあげていたものの、有価証券・不動産評価損の計上から、同期で約57億円の当期損失となり債務超過に転落していた。

 恒和興業(株)は、1951年(昭和26年)12月に設立された。旧・大和銀行のグループ会社から出資を受ける同行系列の不動産会社で、大阪府下を中心にオフィスビルの賃貸及び仲介業務のほか宅地造成分譲を手がけていた。賃貸物件は入居率も高く、安定したテナント収入を確保していたが、不動産購入に伴い約900億円近い多額の借入金を抱えていた。近年は、住宅分譲の減少などから業績はジリ貧。2002年同期の年収入高は約83億4000万円にとどまり、約4億2400万円の最終赤字となっていた。

 大彌商事(株)は、1920年(大正9年)3月に設立された。旧・大和銀行の不動産子会社として、賃貸業を主業に戸建住宅やマンション分譲等の不動産開発・管理・仲介などを手がけ、2002年11月期には年収入高約116億8800万円をあげていたものの、ビル購入資金や不動産開発部門の分譲事業に伴う借入金は約940億円に達していた。

 こうしたなか、2003年5月にりそな銀行が政府の公的資金投入により再生処理されることが決定、同行の親密先企業の整理が迫られたことから一部グループ企業の動向が注目されていた。所有する主な不動産については、三井不動産グループに売却するなどして借入金の返済を進めてきたが、その処理にメドがついたことで今回の措置となった。

 負債は7社合計で約1489億円。なお、特別清算を申請した7社は以下の通り。

(1)船場産業(株)(資本金6億8000万円、大阪市北区堂島浜1-4-16、負債471億円、解散日=2月29日、清算人桑山斉氏、大阪地裁へ申請)

(2)北浜不動産(株)(資本金8000万円、大阪市北区堂島浜1-4-16、負債64億円、解散日=2月29日、清算人桑山斉氏、大阪地裁へ申請)

(3)新興開発産業(株)(資本金2億2500万円、大阪市中央区南船場4-11-20、負債10億円、解散日=2月29日、清算人桑山斉氏、大阪地裁へ申請)

(4)恒和興業(株)(資本金2億7000万円、大阪市中央区久太郎町2-5-28、負債482億円、解散日=2月29日、清算人秋山洋氏、大阪地裁へ申請)

(5)恒和エステート(株)(資本金8000万円、大阪市中央区久太郎町2-5-28、負債56億円、解散日=2月26日、清算人秋山洋氏、大阪地裁へ申請)

(6)(株)びわこクラブ(資本金5000万円、大阪市中央区久太郎町2-5-28、負債26億円、解散日=2月26日、清算人秋山洋氏、大阪地裁へ申請)

(7)大彌商事(株)(資本金3億円、東京都中央区八重洲2-2-1、負債380億円、解散日=2月29日、清算人桑山斉氏、東京地裁へ申請)