レポート

タクサン株式会社

2004/03/24

TDB企業コード:982033855 東京都杉並区 不動産売買・仲介・賃貸、ゴルフ場経営 破産宣告受ける 負債113億5600万円

「東京・北海道」 タクサン(株)(資本金8000万円、東京都杉並区永福4-19-17、代表中山房子氏)と、グループ会社の(株)厚岸ゴルフクラブ(資本金3000万円、釧路市双葉町15-1410、同代表)の2社は、3月3日に整理回収機構(RCC)より東京地裁へ第三者破産が申し立てられていたが、3月15日に同地裁より破産宣告を受けた。

 破産管財人は宮川勝之弁護士(東京都千代田区丸の内1-4-2、電話03-3213-1081)。

 タクサン(株)は、1969年(昭和44年)2月に群馬県での別荘地分譲事業を他社より継承し設立された。その後、マンション分譲、霊園分譲、不動産仲介・賃貸、ビジネスホテルの経営など多角化を図って分社化を進め、当社はマンションを主体とする不動産の売買・仲介・賃貸にあたっていた。マンション分譲ではファミリー向けマンション「エスカイア」シリーズを展開、88年1月期の年売上高は約74億1900万円を計上していた。

 しかし、バブル崩壊後の不動産市況の急落から事業計画に大幅な狂いが生じていたうえ、多額の金融債務を抱えていたことで、分譲事業からは事実上撤退。近時は手持ち物件の売却を進め、債務の圧縮を図っていたが、大幅な損切りとなっていたことで、財務面は悪化していた。

 (株)厚岸ゴルフクラブは、1989年(平成元年)3月の設立。「厚岸ゴルフクラブ」(厚岸郡厚岸町、89年7月オープン)を運営し、92年1月期には年収入高約3億5000万円を計上していた。

 しかし、親会社であるタクサン(株)の経営不振や預託金償還問題から業況が悪化。また、93年1月の釧路沖地震で被災するなど、コース運営に苦慮していたうえ、入場者数も減少し資金繰りはひっ迫。2002年4月には、新設した別会社へ運営を移管していた。こうしたなか、ゴルフ場・施設の売却先が見つかったため、法的措置をとったうえで売却し、ゴルフ場でのプレー権を存続させることを目的として、今回の措置となった。

 負債はタクサン(株)が約80億5600万円、(株)厚岸ゴルフクラブが約33億円で2社合計では約113億5600万円。