レポート

株式会社ティーシーエム

2004/03/17

TDB企業コード:330093081 長野県長野市 地元トップクラスの消費者金融 会社更生法を申請 負債186億円

「長野」 (株)ティーシーエム(資本金5億6400万円、長野市中御所1-17-10、代表田中等氏、従業員65人)は、3月17日に東京地裁へ会社更生法を申し立て、同日保全命令を受けた。

申請代理人は、松嶋英機弁護士(東京都港区赤坂1-12-32、電話03-5562-8500)ほか。

 当社は、消費者金融業を目的として、1977年(昭和52年)7月に設立。91年9月に(株)ローンズナガノより(株)ティーシーエムに商号を変更していた。店頭のほか、自動契約機「ポッケくらぶ」、キャッシングカード「ポッケカード」、インターネットによるキャッシングシステム「インターネットポッケくらぶ」により、一般消費者向け貸付業務を展開、営業拠点は長野市の本店ほか、長野市、松本市、飯田市、上田市、諏訪市、小諸市などに支店を構えていた。県内18ヵ所に店舗外自動契約機(ATM)を設置し、県内ではトップの実績を有していたほか、全国的にも中堅クラスの地位を確立し、2000年6月期には年収入高約45億9200万円を計上していた。

 しかし、大手業者の県内進出による競合激化や業界全体の伸び率鈍化もあり、2003年同期の年収入高は約40億円に落ち込んでいたうえ、上限金利の引下げの法改正や、個人自己破産申立件数の増加などから、貸倒引当金の負担が増加し収益面を圧迫。貸出債権のリスク管理を強化する一方で、株式の店頭公開による新たな資金調達など模索していたが、一部借入金が整理回収機構に移管されるなど環境は厳しさを増していた。借入金は減少傾向にあったが、債権者から債権譲渡登記が設定されるなど、余裕に乏しい運営を余儀なくされ、今回の申し立てとなった。

 負債は約186億円。