レポート

丸勝株式会社

2000/05/11

TDB企業コード:500022772 京都府京都市下京区 呉服卸 老舗の呉服卸業者 自己破産を申請 負債110億円

丸勝(株)(資本金9400万円、京都府京都市下京区室町通松原上る高辻町601、登記面=同市中京区新町通四条上る小結棚町442-2、山脇浩社長、従業員165人)は、5月11日京都地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より保全命令を受けた。
申請代理人は山本浩三弁護士(京都市下京区河原町通五条上る 平安総合法律事務所、電話075-371-4382)。
同社は1926年(大正15年)10月に創業、49年(昭和24年)8月法人に改組された老舗の呉服卸業者。着尺、羽尺、付下げをはじめ絵羽、帯地、裏物、毛皮・宝石、和装小物などを取り扱い、社長の山脇氏は京都織物卸商業組合の理事長を務めるなど京都・室町の呉服問屋筋では有力企業に位置付けられていた。
オリジナルブランドとして「しょうび苑」、「加茂川美人」、毛皮製品では「ラベール」を有し、全国の専門店・呉服商社を主体に、呉服小売のナショナルチェーンや百貨店、量販店などへ販売。また、一部不動産賃貸および駐車場の経営も手がけ、91年3月期から93年同期までは年売上高が3年連続して200億円を超えていた。
しかし、その後は個人消費の低迷や消費者の呉服離れなどから売り上げが落ち込み、97年同期の年売上高は約138億円と低迷していた。さらに、99年同期には年売上高が約79億4300万円までダウン。この間の93年1月には駐車場用地を取得するなどで借り入れが膨らんでいたうえ、焦げ付きの散発や不良在庫の償却などから、同期の経常損失は約13億4900万円となり、2期連続して大幅な最終赤字となっていた。
このため、リストラや資産売却を進め借入金の圧縮に努めてきたが、ここにきて資金調達力も限界に達し、ついに今回の措置となった。
負債は割引を含め約110億円。