レポート株式会社豊栄建設

2003/12/10

TDB企業コード:840009316 佐賀県佐賀市 佐賀県の地場大手ゼネコン 民事再生法を申請 負債135億8017万円

「佐賀」 (株)豊栄建設(資本金1億円、佐賀県佐賀市水ケ江3-6-10、代表徳久仁氏、従業員72人)は、12月10日に佐賀地裁へ民事再生法を申請した。

 申請代理人は牟田哲朗弁護士(福岡市中央区赤坂1-16-13、電話092-761-4403)ほか3名。

 当社は、1948年(昭和23年)7月に設立された土木建築工事業者。福岡市や佐賀県内3ヵ所に営業拠点を有し、マンションや病院などの建築工事(87%)、道路や河川改修などの土木工事(13%)を手がけ、94年3月期には年売上高約116億700万円を計上、佐賀県内では大手のゼネコン(総合建設業)に成長していた。

 一方、経営多角化にも積極的で、一時は関連会社でゴルフ練習場、パチンコ店、ボウリング場などを経営したこともあった。さらに92年4月には当社が筆頭株主になってゴルフ場運営会社を設立し、96年5月には約100億円を投じて「花祭ゴルフ倶楽部」(18ホール、佐賀県杵島郡江北町)をオープンしていた。

 しかし、近年は公共工事の削減や民間工事の受注競争の激化から99年同期以降は業況ジリ貧となり、2003年同期の年売上高は約60億100万円にまで減少していた。加えて、バブル期の株式投資の失敗やマンション業者への不良債権の発生、ゴルフ場建設に伴う借入金の負担などから資金繰りが悪化していた。その後、ゴルフ場建設時の借入金の大半は関連会社へ移管されたものの、依然として年商を上回る借入金を抱え、今後の会員権の償還期限到来から資金負担増が予想されるなど、先行きの見通し難から今回の措置になった。

 負債は債権者約370名に対し約135億8017万円(保証債務約51億3267万円を含む)。