レポート

丸石工業株式会社

2003/10/31

TDB企業コード:985771007 東京都江東区 不動産賃貸 特別清算開始決定受ける 負債136億円

「東京」 丸石工業(株)(資本金2億6000万円、江東区豊洲1-2-34、清算人笹浪恒弘氏)は、10月14日開催の株主総会で解散を決議していたが、21日に東京地裁へ特別清算を申請し、22日に同地裁より特別清算の開始決定を受けた。

 申請代理人は笹浪恒弘弁護士(港区六本木7-18-12、電話03-3402-9395)。

 当社は、東証1部ほか上場の石川島播磨重工業(株)から39.5%の出資を受け、総合建設業を目的として1946年(昭和21年)9月に設立された。石川島播磨重工業の建設部が分離独立したことから、同社とは密接な関係にあり、昭和50年代までは石川島播磨重工業系列からの受注が60%内外を占めていたが、以降は同社系列からの受注は減少傾向にあった。このため、マンション工事などの民間建築工事を主力とするほか、公共施設、橋梁、護岸工事などの官公庁工事の受注獲得にも力を入れ、94年9月期には年売上高約162億800万円を計上していた。

 近年は、公共工事の抑制から官公庁受注は低調に推移していたうえ、民間工事も主力のマンション工事が競争激化や選別受注も加わって大きく減少し、99年同期の年売上高は約106億4800万円にまで減少していた。また、99年9月に共同プロジェクトを手がけていた菱和ハウス(株)(東京都千代田区)が破産宣告を受けたたことで、21億7000万円の大口不良債権が発生し財務内容が悪化。

 このため、石川島播磨重工業などから人材、資金支援を得てリストラを進めていたが、経営改善の見通しが立たないことから、2002年5月の完成工事で建設事業から撤退していた。その後は、所有不動産の賃貸収入のみでの運営となっていたが、過去からの貸付金や未収金が財務面を圧迫していた。

 負債は約136億円。