レポート株式会社オカ

「大阪」　（株）オカ（資本金1000万円、岸和田市土生町4126、代表岡新治氏、従業員34名）は、9月30日に大阪地裁へ自己破産を申請した。

　申請代理人は池内清一郎弁護士（岸和田市野田町3-3-31、電話0724-22-4739）。

　当社は、1947年（昭和22年）創業、52年（昭和27年）1月に法人改組した機械工具卸売業者。機械工具（25％）、産業機器（35％）、工作機械（5％）、管材（10％）、OA機器・住設機器家電（15％）、特品（5％）、エンジニア関係（5％）など幅広い商品を取り扱う創業56年の業歴を有する老舗工具商で、泉州地区では業界トップの売上を誇り、97年10月期に年売上高約34億4400万円を計上していた。

　しかし、98年以降、受注が減少するとともに、取引先の倒産が相次ぎ焦付が散発。主力仕入先（株）内藤（JASDAQ上場）からの金融支援受けてしのいでいたが、業績の悪化に歯止めが掛かからず、2002年同期には24億8400万円にまで売り上げが低下。その後も減収が続き、過去の不動産投資による資金固定化などもあって資金繰りが悪化、主力仕入先からの支援も打ち切られ、月末決済難から今回の措置に至った。

　申請時の負債は約36億円。