レポート株式会社エルピス

2003/09/04

TDB企業コード:740254202 愛媛県松山市 消費者金融 自己破産を申請 負債34億1100万円

「愛媛」 (株)エルピス(資本金4億2000万円、松山市勝山町1-5-3、代表者●岡晴夫<さきおか・はるお>氏、従業員19人)は、8月28日に松山地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は山口直樹弁護士(松山市一番町1-15-2、電話089-933-2757)。

 当社は、1994年(平成6年)6月に設立した消費者金融業者。消費者ローン70%、商工ローン25%、不動産担保ローン・有価証券・ゴルフ会員権担保ローン・手形割引など5%の比率で、短期間での積極的な多店舗化でピーク時には県下に12店舗を開設、2000年3月期には年収入高約13億5600万円を計上していた。

 資金調達先でメーンバンクであった東京相和銀行が99年6月に破綻したため、その後の資金調達が思うように進まず、貸出利息切り下げも痛手となり、2002年同期の年収入高は約4億300万円にまで落ち込んでいた。店舗を段階的に閉鎖し、最終的には本店のみでの営業で事業継続を図っていたものの、貸出債権の不良化もあって業況は好転しなかった。

 負債は約34億1100万円。