レポート

株式会社陶陶酒本舗ほか1社

2003/07/31

TDB企業コード:985550525 東京都台東区 陶陶酒の製造、販売 元禄3年創業 民事再生法を申請 負債28億9100万円

「東京」 (株)陶陶酒本舗(資本金1億7000万円、台東区根岸2-12-11、代表毬山利一氏ほか1名、従業員63人)と関連会社の陶陶酒製造(株)(資本金8000万円、台東区根岸2-17-1、代表毬山利一氏ほか1名、従業員46人)は、7月30日に東京地裁へ民事再生法を申請した。

 申請代理人は吉岡桂輔弁護士(港区虎ノ門1-1-10、電話03-3519-4100)。監督委員は渕上玲子弁護士(千代田区有楽町1-6-4、電話03-3595-2062)

 (株)陶陶酒本舗は、1690年(元禄3年)2月に漢方薬舗「松の木目印」として創業、1948年(昭和23年)3月に共和産興(株)の商号で法人に改組され、65年2月現商号へ変更した。創業以来300年を超える歴史を誇り、健康酒の製造、販売業者として高い知名度を持っていた。滋養強壯の健康酒「陶陶酒」(薬味酒および薬用酒)を中心に、まむし粉末やイチョウ葉茶等の健康食品のほか、梅酒、医薬品、入浴剤、化粧品を扱い、一般酒店や大手スーパー、ディスカウンターなど全国に販売網を拡大し、97年12月期には年売上高約28億7000万円をあげていた。

 各種健康関連商品群は 135アイテムをラインアップし、漢方薬、調剤、健康増進剤などを個人への通信販売に注力してきたが、同業他社との競合激化から主力である「陶陶酒」の販売が伸び悩み、2002年同期の年売上高は約23億500万円にまで落ち込んでいた。このため、人員削減など経費削減に取り組んできたが、金融機関からの借入金に依存した繰り回しを余儀なくされ、ここにきて資金調達力は限界となり自力再建を断念した。

 関連会社の陶陶酒製造(株)は、1966年(昭和41年)10月に(株)陶陶酒本舗の製造部門として設立されたが、2002年9月期の年売上高は約13億5500万円にとどまり、厳しい経営を強いられていた。

 負債は(株)陶陶酒本舗が約19億円、陶陶酒製造(株)が約8億9200万円、2社合計で約27億9200万円。

 なお、債権者説明会を8月2日(土)10時30分から、池之端文化センター(台東区)で開催する予定。