レポート

株式会社カンダン

2003/06/09

TDB企業コード:580111352 大阪府大阪市住吉区 給排水・空調工事 自己破産を申請 負債50億2800万円

「大阪」 (株)カンダン(資本金1億500万円、大阪市住吉区万代6-1-1、代表仙田良行氏ほか1名、従業員112人)は、6月9日に大阪地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は大野潤弁護士(大阪市西区江戸堀1-17-14、電話06-6446-6993)ほか。

 当社は、1940年(昭和15年)に管工事業を目的として創業、47年(昭和22年)3月に法人改組され、72年5月に現商号となった。給排水・衛生設備工事、空調設備設計施工などを手がけ、東京、名古屋、福岡ほか全国に拠点を開設し営業網を拡大。大手ゼネコンなどからの民間下請(84.6%)を主体に、民間元請(8.9%)、官公庁元請(6.5%)の比率で受注し、ピーク時の93年3月期には年売上高約97億9300万円をあげていた。

 しかし、バブル崩壊後の建設不況から受注が漸減、2000年同期の年売上高は約72億2800万円にまでダウン、施工単価も下落したことから経費支出をまかなえず、経常損失計上を余儀なくされた。以降は、原価見直しや人員削減、所有不動産の売却などで収益性の確保に努めていたが、2002年3月には会社更生法を申請した佐藤工業(株)(東証1部ほか上場、東京)や日産建設(株)(東証1部、東京)に相次いで不良債権が発生。近時は更に受注の選別を進めた結果、2003年同期の年売上高は約63億9400万円にまで減少し、資金繰りも悪化していた。昨年半ばから支払条件の変更を要請するなどしてしのいでいたが支えきれず、事業継続を断念した。

 負債は約50億2800万円。