レポート

株式会社楢崎製作所

2003/04/25

TDB企業コード:070025051 北海道室蘭市 橋梁、鉄構品製作 民事再生法を申請 負債79億7600万円

(株)楢崎製作所(資本金4億5000万円、北海道室蘭市崎守町385、澤田裕社長、従業員258人)は、4月25日に札幌地裁へ民事再生法を申請した。
 申請代理人は水原清之弁護士(札幌市中央区南1条西4、電話011-251-9696)ほか2名。
 同社は、1935年(昭和10年)9月に(株)楢崎造船所の商号で設立されたもので、当初は造船業を主業としてきた。84年以降、造船部門は別途設立した関連会社に移管し、橋梁製作を主体に鉄構品、産業機械、環境機械などの製作を手がけ、本州方面にも営業所を展開、国や地方自治体、道路公団、鉄鋼メーカーなどからの受注を主体に、97年3月期には年売上高約85億5400万円を計上していた。
 橋梁メーカーとしては相応の技術力を有していたが、近時は公共工事の減少などから大型工事の受注低迷を余儀なくされていたうえ、鉄構品部門も民間設備投資の伸び悩みなどから下降を辿り、2002年同期の年売上高は約59億900万円にとどまっていた。
 業績の本格的な回復が見られないなかで、従前の設備投資などにともなう借入金負担は重く、また、子会社の(株)郡山楢崎製作所(産業用機械製作等)に対する債務保証も負担となるなど資金繰りは悪化。資金調達余力も限界に達し、先行きの見通しが立たないことから今回の措置となった。
 負債は2002年3月末時点で保証債務(約13億6800万円)などを含め約79億7600万円。
 なお、子会社の(株)郡山楢崎製作所(資本金1億円、福島県郡山市大河原65,同社長、従業員76人)は、同日、福島地裁郡山支部へ自己破産を申請した。
 同社の負債は約20億円。