レポート

株式会社サンシュウ

2000/04/21

TDB企業コード:982174380 東京都品川区 屋根工事、瓦・石材販売 自己破産を申請 負債61億円

(株)サンシュウ(資本金7億4156万5000円、東京都品川区平塚1-1-4、登記面=東京都大田区西蒲田7-54-2、七条孝二郎社長、従業員124人)は、4月21日に東京地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は加納力弁護士(東京都新宿区本塩町4-4 東京中央法律事務所、電話03-3353-1911)。
同社は、1963年(昭和38年)に「東京八光」の屋号で創業した屋根工事業を、65年(昭和40年)5月法人に改組し、88年4月に商号を三州瓦工事(株)から現商号へ変更した。
屋根工事を主力に壁工事、建築工事などを手がけるほか、瓦・石材などエクステリア材料の販売もおこない、埼玉、栃木など関東圏を中心に18ヵ所の支店を設置して安定した受注を獲得。97年3月期には消費税率引き上げ前の駆け込み需要にともなう住宅着工増加も寄与し、年売上高は約84億5200万円まで伸長していた。
またこの間、近年の販売価格下落に対応するため、95年11月にタイ、マレーシアへ約1億円を投下して瓦の製造現地法人を設立していた。
しかし、その後は住宅着工戸数が落ち込み主力の工事部門が大幅減収に見舞われていたうえ、エクステリア材の販売価格についても下落に歯止めがかからず、99年3月期は年売上高約66億4500万円に落ち込み、経常損失約1億3900万円、当期損失約12億100万円と大幅な赤字決算を余儀なくされていた。
こうしたなか、98年10月以降は取引先数社より総額30億円以上の債権譲渡登記がなされ、また当社振り出しの手形が市中へ出回ったことなどから信用不安が拡大。近時は一部取引先からの支援で繰り回していたものの、ここへきてそれも限界に達し、ついに事業継続を断念、今回の措置となった。
負債は約61億円。