レポート昭永化学工業株式会社ほか1社

2003/04/16

TDB企業コード:580376161 大阪府大阪市中央区 シンナー・塗料類製造販売 特別清算を申請 負債168億円

「大阪」 2002年5月に民事再生法を申請したゴルフ場経営会社、昭産業(株)(既報2002年5月9日掲載、兵庫県)の関連会社である昭永化学工業(株)(資本金2億円、大阪市中央区高麗橋4-8-5、登記面=大阪市福島区福島6-8-10、清算人栗栖次郎氏)と、昭永商事(株)(資本金1000万円、同所、同清算人)は、それぞれ3月28日に大阪地裁へ特別清算を申請していたことが判明した。

 昭永化学工業(株)は、1959年(昭和34年)6月設立。大手塗料メーカーを得意先に、シンナー類・塗料類の製造を手がけ、2001年5月期には年売上高約328億8400万円を計上していた。

 昭永商事(株)は、2000年(平成12年)3月に昭産業(株)の化成品商事部門を分離して設立され、2001年3月期には年売上高約110億1500万円を計上していた。

 昭産業(株)と昭永化学工業(株)を中心としたグループで不動産事業やゴルフ場経営にも進出していたが、バブル崩壊後は多額の借り入れ負担や預託金返還問題が資金繰りを圧迫していた。2002年1月には新会社への事業移管で再建を図り、昭永化学工業(株)と昭永商事(株)は実質休眠会社化していた。2002年5月には昭産業(株)が民事再生法を申請していたが、このほど、再建計画の一環として、実態のなくなった2社は特別清算による処理となった。

 負債は昭永化学工業(株)が約81億円、昭永商事(株)が約87億円で、ともに昭産業(株)に対する連帯保証債務。2社合計の負債総額は約168億円。