レポート

濱屋水産株式会社ほか3社

2003/04/08

TDB企業コード:020029249 北海道釧路市 不動産賃貸、漁業ほか 破産宣告受ける 負債217億1600万円

濱屋水産(株)(資本金8000万円、北海道釧路市寿3-4-23、登記面本店=北海道根室市千島町1-18、代表清算人久保凉二氏)は、3月3日に債権者より釧路地裁へ第三者破産を申し立てられ、4月8日に同地裁より破産宣告を受けた。
同社は、1941年(昭和16年)6月創業の濱屋漁業部を1958年(昭和33年)6月に法人改組し、スケトウダラ、サケ・マス、マグロなどの沖合底引き網漁業を手掛けていた。1975年以降は50億円を超える設備投資を行い5ヵ所の冷蔵庫・製氷工場を建設し冷蔵倉庫・製氷業にも進出していた。また、87年6月に米国シアトルに現地法人を設立するなど海外へも進出し、ピーク時の88年3月期には年収入高約99億円を計上していた。
以降は漁獲量規制・不漁が続くなかで休漁・減船の繰り返しを余儀なくされ、遊休不動産の売却などで事業の立て直しを図ってきたが、97年11月に取引行の北海道拓殖銀行が経営破たんしたことで、約25億円が整理回収銀行(現・整理回収機構)へ移行され金融支援体制は弱体化していた。
 2000年以降は、漁船1隻での沖合底引き網漁と不動産賃貸のみに事業規模を縮小したことで、2002年同期の年収入高は約6億5500万円にまで落ち込んでいた。また、2002年9月には船舶を売却して漁業から完全に撤退したほか、同年11月には冷蔵倉庫も売却し、2003年1月19日には株主総会を開催し解散を決議していた。しかし、これを不服とする債権者から第三者破産を申し立てられていた。
 関係会社でカツオ・マグロ・サバまき網漁業を手がける恵久漁業(株)(資本金1000万円、北海道釧路市寿3-4-23、登記面=北海道根室市落石西92、代表清算人久保凉二氏)、冷蔵倉庫業、製氷業を手がける浜屋冷蔵(株)(資本金2000万円、北海道釧路市海運2-1-1、同代表清算人)の2社も、同日、債権者より釧路地裁へ第三者破産を申し立てられ、同日、同地裁より破産宣告を受けた。
 また、沖合底引き漁業を手がける日幸漁業(株)(資本金1000万円、北海道浦河郡浦河町築地2-7-22、同代表清算人)は、同日、債権者より札幌地裁へ第三者破産を申し立てられ、3月28日に同地裁より破産宣告を受けた。
破産管財人は日幸漁業(株)を除く3社が稲澤優弁護士(北海道釧路市鶴ヶ岱1-10-47、電話0154-42-6924)、日幸漁業(株)が西川哲也弁護士(北海道札幌市中央区大通西14-1、電話011-271-4421)。
 負債は濱屋水産(株)が約139億9700万円、恵久漁業(株)が71億5900万円、浜屋冷蔵(株)が約3億8600万円、日幸漁業(株)が約1億7400万円となり、4社合計では約217億1600万円。