レポート

株式会社東京プロデュース、株式会社アイタウン

2003/02/03

TDB企業コード:982716576 東京都新宿区 結婚式場紹介、斡旋業 ディジットブレーン(ジャスダック上場)の子会社 東京プロデュースは民事再生法を申請、アイタウンは自己破産を申請 負債51億1900万円

「東京」 (株)ディジットブレーン(ジャスダック上場)の子会社である(株)東京プロデュース(資本金5000万円、新宿区若葉1-4、代表沖本普紀氏、従業員91人)は、2月3日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。

 また、同じくディジットブレーンの子会社である(株)アイタウン(資本金4億3380万円、千代田区内幸町1-3-6、代表川端祥司氏、従業員28人)は、同日同地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は2社ともに岡田英之弁護士(港区虎ノ門3-5-1、電話03-5472-8511)。

 (株)東京プロデュースは、1972年(昭和47年)9月に設立した結婚式場斡旋業者。首都圏を主要エリアとした業界大手で、都内及び近県の一流ホテル、レストラン、専門式場など約800ヵ所と契約を結び、これら式場情報を一般個人客に紹介斡旋していた。近年は海外ウエディングの手配業務にも注力し、国内・海外合わせて年間約1万2000件の斡旋を行い、96年9月期には年収入高約26億円を計上していた。

 近年は、国内挙式件数の低下や、結婚式・披露宴の単価下落の影響を受けて業績が低迷。2002年3月にはディジットブレーンの連結子会社となり、同社グループのウエディング情報誌と連動しながら市場拡大を図っていたものの、業界環境は上向かず、2002年同期の年売上高は約14億500万円にまで落ち込み、大幅な赤字決算から債務超過を余儀なくされていた。こうしたなか、恒常的な店舗・本部運営費がかさみ、収益力改善の兆しが現れず、債務超過からの脱却が困難な状況にあるとの判断から、今回の措置となった。

 (株)アイタウンは、ディジットブレーンと東芝の共同出資により2001年(平成13年)4月に設立し、東芝が携帯電話で提供するコンテンツ「みるくるナビ」(タウンスポット情報検索サービス)と連動するタウン情報誌「ミルクルナビ マガジン」の企画・制作・発行、及びタウン情報データの管理・運用を手がけていた。「ミルクルナビ マガジン」は、20~30代の女性を主対象としたエリア特化型のフリーマガジンで、主要都市のほか国内外20エリアで発行。2002年3月期の年収入高は約3億2500万円を計上していたが、予想以上の競合媒体の増加から広告収入は予算を大きく下回り、大幅な欠損計上を余儀なくされていた。このため、グループ運営上、フリーペーパー事業による早期の収益確保が困難であると判断され、破産による処理となった。

 負債は(株)東京プロデュースが約41億3600万円、(株)アイタウンが約9億8300万円で、2社合計で約51億1900万円。