レポートランド住宅販売株式会社

「東京」　ランド住宅販売（株）（資本金1億円、港区白金台5-10-16、代表大橋茂夫氏）は、東京地裁へ自己破産を申請し、2002年12月25日に同地裁から破産宣告を受けていたことが判明した。

　破産管財人は南敦弁護士（千代田区内神田1-6-3、電話03-3294-0611）。債権届け出期間は2月5日までで、第1回債権者集会期日は3月6日午後1時30分。

　当社は、1974年（昭和49年）8月に設立されたマンション・ビル管理業者。従前はランドマスター（株）の商号で事業を展開、とくに80年代後半からは管理業務のほか、マンションの企画立案から分譲仲介まで行う開発事業に注力し、自社不動産の賃貸業も併営して急成長を遂げ、90年3月期には年売上高約33億8500万円を計上していた。

　銀行のほか、ノンバンク、リース会社からの資金調達で、開発事業は都内の高額物件が中心だったが、バブル崩壊以降は不動産市況の低迷から、業容は著しく縮小を余儀なくされ、財務面は大幅な債務超過状態が続いていた。このため、数年前から社有物件の売却と、それによる債権者への債務弁済に注力し、他の業務についてはグループ会社へ移管されてきたが、債権者側の債権償却の目的もあって破産による法的措置となった。
　負債は金融債務を中心に約70億円。