レポート

株式会社井上電機製作所

2002/10/15

TDB企業コード:500000711 京都府向日市 電力制御機器製造 自己破産を申請 負債78億7773万円

「京都」 (株)井上電機製作所(資本金9570万円、向日市寺戸町修理式18、代表井上裕氏、従業員169人)は、10月15日に京都地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は川崎清隆弁護士(大阪市中央区南船場4-3-11、電話06-6251-7492)ほか2名。

 当社は、1912年(明治45年)3月創業、25年(大正14年)3月法人に改組された。変電所、地下鉄、高速道路サービスエリア、トンネル照明設備などで使われる各種制御機器の製造を手がけ、ガス複合開閉装置、ガス・真空・油遮断器などの遮断機45%、高低圧配電盤など開閉制御装置45%のほか、変圧器・変成器・保護継電器を扱い、92年11月期には年売上高約77億1000万円をあげていた。本社・工場のほか東京、大阪、名古屋、福岡、札幌などに営業拠点を開設し、京都府内では業界最大手に成長していたが、電力会社の設備投資の減退で受注が安定せず、販売価格の下落もあって収益性は低迷。2001年同期の年売上高は約45億900万円にとどまり、年商を上回る金融債務が資金繰りを圧迫していた。

 この間、2000年9月に関連会社2社を解散。同年11月には社有不動産を売却、遊休不動産の賃貸を開始するほか従業員の削減などを進めてきたが、収益改善につながらず先行きの見通しが立たなかった。

 2001年11月期末時の負債は、割引手形を含め約78億7773万円。