レポート

まつやセロフアン株式会社

2002/09/30

TDB企業コード:600047059 広島県広島市南区 印刷ラミネート加工 民事再生法を申請 負債30億円

「広島」 まつやセロフアン(株)(資本金4000万円、広島市南区松川町3-29、代表七條忠氏、従業員90人)は、9月26日に広島地裁へ民事再生手続き開始を申請、翌27日に保全命令を受けた。

 負債は約30億円。

 申請代理人は根石英行弁護士(広島市中区東白島町19-3、電話082-223-5506)。

 当社は、1948年(昭和23年)4月創業、53年(昭和28年)9月に法人改組されたラミネート加工、プラスチック製袋加工業者で、地元業界ではトップクラスの知名度を持っていた。

地元業者6社で構成する「先端科学技術事業協同組合」の一員として、98年には広島市の研究・技術支援を受けて、短時間で病原菌の有無を検査する「小型蛍光偏光測定装置」を開発した。東広島工場のほか、東京、大阪、九州などにも営業拠点を置き、全国の食品関連会社を得意先に、ピーク時の92年3月期には年売上高約46億7900万円を計上していた。

 従来より収益性に乏しく、設備投資への負担や売り上げ増加に伴う売掛金や在庫が膨らみ資金繰りは悪化、99年には労働組合とのトラブルも表面化していた。2001年同期の年売上高は約31億4100万円にとどまり、債務超過に転落。この間、役員報酬・従業員の給与カット、不採算営業所の閉鎖などで固定費の圧縮を図る一方、他社と提携して受託生産を行うなど打開策を模索していたが、今期に入ってからも業況は好転せず、金融機関の支援も限界に達した。