レポート

日綱レックス株式会社

2002/08/26

TDB企業コード:985651976 東京都千代田区 鋼索・鋼線、道路・土木資材販売 自己破産を申請 負債50億円

「東京」 日綱レックス(株)(資本金5000万円、千代田区鍛冶町2-2-2、代表角田泰次郎氏、従業員83人)は、8月26日に東京地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は久島和夫弁護士(港区西新橋1-17-13、電話03-3508-0228)。

 当社は、1947年(昭和22年)5月に鋼索の販売を目的として設立された。東京本社のほか仙台、札幌に支店を設置、大手ワイヤーロープメーカーの代理店として上位にランクされ、ガードケーブル、ロックネットなど道路・土木資材の販売と施工も手がけるほか、電線、化成品も扱い、近時のウェートは、鋼索・鋼線18%、道路・土木資材45%、機電18%、とび土木工事5%、化成品、その他14%となっていた。電力・建設関係、電線・家電メーカーを得意先として事業基盤を確立、97年4月期には年売上高約155億1600万円を計上していた。

 その後は、公共投資削減や設備投資減退により、とりわけ道路・土木資材部門の落ち込みが響き、2000年同期の年売上高は約125億8300万円にダウン。このため鉄塔、橋梁などの塩害防止用塗料(さび止め用途)のメタリックスプレーや携帯電話用部品、防音壁関連など新規扱い商品の受注獲得に注力したものの、2001年同期の年売上高は約120億5200万円にとどまっていたうえ、新規商品を扱ったことにより利益率は低下し、赤字決算となっていた。

 最近になっても、主力の公共工事用土木・道路関連受注の落ち込みに歯止めがかからず、2002年同期の年売上高は約104億1200万円とさらに落ち込んでいたうえ、当社が出資していた東京フヱンス工業(株)が今年4月に自己破産を申請したことで特別損失の計上を余儀なくされ、約1億6800万円の当期損失となるなど余裕のない運営となっていた。

 負債は約50億円。

 なお8月23日には、取引先社長が当社に対し未払代金の支払いを求めるトラブルが発生していた。