倒産速報記事

株式会社イズミプロセスなど4社

シルクスクリーン印刷
M&Aで拡大後、信用不安が広がっていた
特別清算を申請
TDB企業コード:420136007

負債56億8000万円

「静岡・埼玉・兵庫」 (株)イズミプロセス(資本金1000万円、静岡市清水区伊佐布1546-9、登記面=東京都港区芝大門1-10-11、代表清算人福田豊氏)と関係会社の高陽アルミ工業(株)(TDB企業コード:982082841、資本金1000万円、さいたま市岩槻区掛586-1、同代表清算人)、(株)山陽社(TDB企業コード:980822328、資本金1000万円、さいたま市岩槻区掛586-1、同代表清算人)、(株)東西製作所(TDB企業コード:580575182、資本金3000万円、丹波市市島町中竹田393-1、同代表清算人)は2019年12月16日開催の株主総会の決議により解散し、同月17日に東京地裁へ特別清算を申請した。

 申請代理人は澤野正明弁護士、朝田規与至弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-2、シティユーワ法律事務所、電話03-6212-5500)ほか7名。

 (株)イズミプロセスは、1979 年(昭和54 年)1 月に設立された印刷業者。自動車及び二輪車向けのシール印刷物を主体に、各種販促物や看板サインなどのシルクスクリーン印刷物や、カタログやチラシのオフセット印刷も手がけていた。2015年6月期の年売上高は約3億2100万円を計上していたが、2015年3月、現代表の福田豊氏が代表に就任後、企業買収を繰り返し、10社を超える企業グループを形成。グループ連結売上高は2017年8月時点で約95億7010万円と公表していた。

 しかし、関係会社の工場で2018年6月に爆発を伴う大規模な火災が発生し、同社の製品が供給できなくなった。これを契機としてグループ全体の信用が大幅に低下。その後、グループ企業で支払い遅延や納期遅延が複数発生し、代表の自宅不動産やグループ各社に対して仮差押えがなされるなど、急速に信用が収縮。また、2018年9月には高陽アルミ工業(株)、(株)山陽社が事業所を閉鎖。その後も支払い遅延が生じ警戒感が強まっていた。

 そうしたなか、関係会社の和泉石灰建材(株)(TDB企業コード:580030254、大阪府堺市)が2018年12月28日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請。(株)イズミプロセスは2019年9月に本店・工場不動産を別会社へ売却し、グループ全体として債務整理を進めていたなか資産処分のメドが立ち、今回の措置となった。

 高陽アルミ工業(株)は1965年(昭和40年)6月に設立。アルミ箔、複合材を主とするフィルムおよび紙の成形加工を手がけていた。

 (株)山陽社は1952年(昭和27年)12月に設立。アルミ箔製品及び、その他紙器関連の製造を手がけていた。

 (株)東西製作所は1971年(昭和46年)4月に設立。アルミ箔製品の製造を手がけていた。

 負債は、(株)イズミプロセスが債権者約30名に対し約39億円、高陽アルミ工業(株)が債権者約75名に対し約11億3000万円、(株)山陽社が債権者約25名に対し約3億5000万円、(株)東西製作所が債権者約35名に対し約3億円。4社合計で債権者約165名に対し約56億8000万円(関係会社間の保証債務を含む)。

 (株)イズミプロセスは9月に別会社へ事業を譲渡し同会社が継続しているが、他3社の事業は停止している。

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