倒産速報記事

株式会社ケフィア事業振興会など4社

各種商品通信販売
今年2番目の大型倒産、債権者3万3000人超
破産手続き開始決定受ける
TDB企業コード:960385305

負債1053億3706万円

「東京」 (株)ケフィア事業振興会(資本金4億円、千代田区神田須田町2-25-16、代表鏑木秀彌氏、従業員48名)と、関係会社のかぶちゃん九州(株)(資本金1000万円、同所、同代表)、かぶちゃんメガソーラー(株)(資本金5100万円、長野県飯田市川路7592-1、同代表)、(株)飯田水晶山温泉ランド(資本金1000万円、長野県飯田市箱川386-1、同代表)の4社は9月3日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日開始決定を受けた。

 破産管財人は内田実弁護士(港区虎ノ門1-15-12、虎ノ門南法律事務所、破産管財人室コールセンター03-5577-5808)。

 当社は、2009年(平成21年)9月に設立。2010年5月にグループ中核企業である旧・(株)ケフィア事業振興会を吸収合併し、現商号に変更したもの。旧・(株)ケフィア事業振興会は、1993年に代表の鏑木氏が買収し「ケフィアヨーグルトたね菌」などの健康食品の通信販売を手がけていた。折からの健康ブームや積極的な広告出稿などから売り上げを伸ばし、同社を中心に数十社でグループを形成するまでに成長していた。

 合併以降も干し柿やメープルシロップといった食品・健康食品のほかヘアケア用品、肌着などを扱って、中高年を中心に会員を獲得。また、通販事業のほかに、グループの統括事業会社としての業務も行い、2011年7月期には年売上高約43億円を計上していた。その後も、2011年から太陽光発電事業に進出、2015年にはバイオマス発電所や地熱発電所も稼働、2017年7月期の年売上高は約1004億200万円まで拡大していた。

 その間、2010年には新本社ビルが竣工し、主要グループ会社を集約。同グループでは、通販会員向けに社債を発行するなどして資金を調達、運転資金や新社屋の建設費用などに充てていた。しかし、2010年12月以降は市田柿の販売などで有名な有力グループ会社で支払遅延が発生、2011年に入り同社の販売部門を(株)ケフィア事業振興会に集約するほか、物流センターを切り離すなどして再建を図ってきた。

 その後も、グループ会社も含めて通販会員に対する高金利の借入や投資勧誘などで資金を調達していたものの、グループ内の資金繰りの悪化が再び表面化。2018年5月には、資金を提供していた通販会員に対する支払いなどの遅れが表面化、警戒感が高まるなか、今後の事業の見通しが立たなくなり、今回の事態となった。

 負債は(株)ケフィア事業振興会が債権者3万575名に対し約1001億9462万円、かぶちゃん九州(株)が債権者25名に対し約16億8550万円、かぶちゃんメガソーラー(株)が債権者1874名に対し約28億5237万円、(株)飯田水晶山温泉ランドが債権者1273名に対して約6億456万円で、4社合計で1053億3706万円。

 なお、負債規模はジャパンライフ(株)(負債2405億円、3月破産、東京都、磁気健康器具販売のネットワークビジネス大手)に次いで、今年2番目の大型倒産となる。

(写真=9月2日開催の被害者説明会の様子 / 帝国データバンク撮影)

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